1.今治おどり
2.下津井ばやし
デビュー曲「今治おどり」は、私の故郷愛媛県今治の四季と名所を歌詞に織り込んだオリジナルの新民謡です。作詞家の中原 清先生が実際に今治市を旅して描いてくださった詩に、作曲家の原賢一先生が曲をつけてくださいました。
はじめてこの歌をいただいた時、唄いながら故郷の風景が目蓋に浮かびました。都会暮らしは便利で、刺激的ですがやっぱり私は今治の人間なんだな。と改めて実感しました。(B面の「下津井ばやし」も、とってもいい曲です。)
デビューの報告に帰ると、お忙しい時間を割いて会ってくださり今治おどりを推薦してくださった今治市長さん、民謡や三味線を習ったお師匠さんや、教室の仲間、親戚、友達や幼馴染み・・・。みんなに温かく励まされ、本当にうれしかったです。みなさんのご期待を裏切らないように頑張ります!
今治おどり
わが意を得たり 新民謡”今治おどり”
「元気のでる街づくり」は、市の一貫して変らぬ中心課題であります。そして、この街づくりは、市民の意気と両々相俟ってはじめて効を奏するものと理解しております。そこには必然的に心の躍動感が要求されて参ります。今回、この躍動感なるものの一つが、当市出身の民謡歌手今井由里さんによって得られたことを非常に嬉しく思います。即ち、それは今回発売されましたキングレコードの新民謡「今治おどり」がそれです。
歌は、当市今治の魅力が明るく、楽しく、リズミカルに唄われていて、しまなみ海道と共に来来へ伸びてゆこうとする思いが、実に暖かく力強く伝わって参ります。
今井さんの張りのある唄い方は、まことに今治の活気そのものであり、力強い味方を得た思いが致します。
今井さんは現在、東京で大いに活躍されており、新進気鋭の若手唄い手さんで、種々の大会でも常に優秀な成績をおさめられています。この今井由里さんが、郷里の為に心をこめて唄って下さった「今治おどり」が発表されるに当り、この歌がもつ豊かで明るい心と情感が、明日の街づくりのよすがになればとの思いから、敢えてここに推燃の一文を滴めさせて頂いた次第です。
今治市長 繁信順一
下津井ばやし(岡山)
- 花の下津井 城跡見れば(チョイト)
桜吹雪のいさぎよさ
え~え いさぎよさ(サテ) - 瀬戸の漁火 どなたを偲ぶ(チョイト)
偲ぶ想いが 雨となる
え~え 雨となる(サテ) - 潮の流れに 想いを乗せて(チョイト)
帰る下津井 港町
え~え 港町(サテ) - ここは下津井 瀬戸大橋を(チョイト)
渡り行く人 帰る人
え~え 帰る人(サテ) - 鷲羽おろしに 吹き上げ港(チョイト)
無事を祈願の 久須見宮
え~え 久須見宮(サテ) - 祇園神社の 灯りでさえも(チョイト)
誰に焦がれて 燃えるやら
え~え 燃えるやら(サテ) - 鷲羽山から 南を視れば(チョイト)
霞む坂出 讃岐富士
え~え 讃岐富士(サテ)
下津井は、岡山県倉敷市の南に位置する城下町で、昔、本土から四国の金毘羅参りをする玄関口であったらしく、たいそう栄えた町であったということです。
また、1988年4月に瀬戸大橋が完成し、鷲羽山からの展望は瀬戸内がよく見渡せ、国立公園に指定されています。